カンアオイ属発芽

6月頃、カンアオイ属の種子を撒いてみました。初めての経験でどうなるか不安でしたが、ポツポツ発芽し始めたようです。

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カンアオイ属の種子は、アリによって運ばれるそうです。播種前に、エライオソームの観察をし忘れました。

種子を採取した時、腐った萼筒に種子が覆われていました。「アリが運び難いだろうな」という印象を持ちました。腐った萼筒に集りそうなナメクジやカマドウマなどは、種子の運び手にならないのだろうか?

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根が伸び、開出した根毛が沢山見えます。根毛により土壌との接触面積が大きくなって、養分や水分を吸収しやすくなります。この先、どのように成長して行くか観察するのが楽しみです。

カンアオイ属の調査・観察を始めて、一年半ほど経ちます。花の寿命がとても長いものもあり、直ぐに枯れて変色してしまうものもあります。どうも、受粉した花は寿命が長くなるようです。
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半年後のマリーゴールド

義母が買ってくれたマリーゴールドを、再生畑に植えて半年が過ぎました。

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左が植付直後で、右が現在の様子です。予想していたより大きくなって、電気柵に接触しそうです。
電気柵に沿って設置してある寒冷紗は、小動物阻止用です。

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マリーゴールドは、トマトやキュウリなどのコンパニオンプランツとして知られていますが、その臭い故か野生動物の侵入阻止にも役立つようです。いろいろ試していますが、ミニトマトやシソなどを植えた場所からも、侵入した形跡はありません。

義母にも畑の様子を見せたいのですが、高齢の上に車酔いするので、遠い距離を乗せて来る事は出来ません。スマホで撮った写真でも見てもらうつもりです。

久留女木の棚田と竜宮小僧

ブログ「やまぶどうの徒然日記」のカテゴリーの一つに「史跡探訪」がありました。後継ブログの「静岡県の植物探索」は、山野の植物のみを取り上げているため、こちらのブログに掲載する事にしました。

戦国時代の井伊家と関わりの深い「久留女木の棚田」と、「竜宮小僧」の湧水を見て来ました。

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畔は綺麗に草刈りされていました。最近では、除草剤散布してある畔も見かけます。素人農業で野菜作りをやっていると、除草剤は受け入れ難いものがあります。

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下から上って中ほどの所に、左の幟がありました。大河ドラマ「おんな城主直虎」では、井伊の隠し里としてこの棚田が登場しました。棚田上部の林の中に、竜宮小僧の湧き水場があります。

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この石仏の所から水が湧き出しでいます。途中からも湧き出ているようで、下流に行くと水量も多くなっていました。この水が、棚田の水源となっているそうです。

静岡県西部は、若かりし頃史跡や名所を探索して歩きました。もう、その記憶も曖昧になりつつありますが・・。でも、この地は今回初めて訪問しました。史跡探訪を兼ねた植物探索も楽しいものです。

興味ある方は、「久留女木の棚田オフィシャルサイト」をご覧ください。

カボチャとインゲンマメ

季節の移ろいは早く、草取りに追われている内に、冬野菜の準備時期になりました。諸先輩に比べて、何時も出遅れてばかりです。

再生畑②へ準備作業に行った時、カボチャとインゲンマメを撮ってみました。

【カボチャ】

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カボチャは、オス花とメス花が咲きます。今年はなぜかメス花が少なく、あまり果実が生りませんでした。

今頃になって、ポツポツ子房が膨れて来たものがあります。野菜も気まぐれです。

【インゲンマメ】

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インゲンマメと呼ばれる種には幾つかあるようですが・・。二度目の収穫時期になりました。地域では、ニドナリと呼んでいます。

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次々と花が咲いて来ます。まだまだ野菜作りは下手ですが、その成長を眺めるのは楽しいものです。

少し前に、稲わらをもらって来ました。素人農業で、堆肥やマルチ用に使っています。そのまま使う事もありますが、時間のある時に細かく刻んで蓄えています。結構埃っぽく、マスクが真黒くなりました。軟弱なので、半日ほどやって挫折しました。

サワトラノオ水中栽培

富士山こどもの国「花の谷」で、サワトラノオの定着を目指しています。現状の浮島ヶ原と違う環境での植栽となるため、この地での栽培経験がある先輩と相談しながら、試行錯誤して行くつもりです。

サワトラノオは、果実が熟して種子を散布した後、地上部が枯れて株元から複数の新芽が出現します。この新芽は、ロゼット状態で冬を越し、来春に茎を伸ばし殆どの茎に花をつけます。放っておいても、相当劣悪な環境でなければ個体数は増えて行きます。ただ、その新芽は栄養繁殖であるため、種子繁殖のように多様な性質は望めません。

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上の写真は、水中栽培の株元に出現した新芽です。このまま、水中で成長して茎を伸ばし花を咲かせます。水中で2回目の冬を迎えようとしています。

「花の谷」は、常時水のあるエリアがあります。実生栽培実験を通じて、昔はこんな場所に生育していたのではないかと思っています。

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果実が熟して水の中に沈んだ花穂です。花柄の先端部に見えるのは、種子から発芽した苗で、大きな葉は葉腋からの発芽苗です。

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種子繁殖苗も、葉腋からの栄養繁殖苗も水中で生育しています。浮島ヶ原の水位がもっと高かった時代には、この苗が水に流され生育範囲を広げて行ったのではないでしょうか?

花の谷では、サワトラノオの定着はもちろん、種子繁殖苗が育つような環境も視野に入れて行きたいと思っています。

実験で得た移植株の多くは、株を浮かせてしまうような霜柱のお陰で、枯れてしまいました。でも、無事冬を越し花を咲かせ種子を散布したものもあります。水中で凍り付いても生き続ける事が実験で分かっていますので、霜対策が第一課題だと思います。

植物を育てる事は、机上の知識だけでは決して上手くいきません。その場所で、試行錯誤して行く事が大切です。先輩の記録を参考にさせていただきながら、花の谷に生育する植物の種子繁殖にも挑戦しています。今年は、サクラソウ、ユウスゲを播種し、実生苗が育っています。次は、先日採取したベニバナヤマシャクヤクに挑戦中です。ただ、この植物は播種の翌々年の春に発芽する特徴を持ち、環境により生育調整する難物です。

同様に、アツモリソウは、環境が適さない場合、成長を止めて小さな苗のままじっと待っていると、隣県からやってきた救世主の方に教えてもらいました。植物の面白さは、そんなところにあると思います。

再生畑②(9月中旬)

雨予報でしたが、野菜と電気柵の様子見に行って来ました。

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サトイモの仲間は、あまり世話をしないのに、電気柵を超すほど大きく育っています。私向きの野菜です。ショウガは、サトイモの間でも育つそうなので、隣に植えてみました。

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初めて、試験的に稲を植えました。生育サイクルを観察するつもりだったので、殆ど施肥無しです。右はストック場にまとめて植えてあったラッキョウです。分球するので、年々ストックが増えて行きます。

電気柵で囲ってあったエリアの南北に設置してあったシカ柵を撤去して、全て電気柵に替えました。電気柵は万能ではありませんが、シカ柵よりもずっと効果的だと思います。

ビオトープ(9月上旬)

9月6日に、植物園のビオトープの様子を見て来ました。取水口と排水口が近く、場所によって水温の差が激しいので、細い配管で奥側に水を送ってもらいました。

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手前側と奥側の様子です。奥側は水温が高くミゾソバなどが繁殖し難い代わりに、アオミドロが繁茂しています。熊手で除去するため桟橋を作ってもらいました。灰色の塩ビ管が奥側へ水を送る配管です。露出配管なので、給水口の位置を後で調整出来ます。

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前回かなり深刈りしたのに、こんなにミゾソバが成長していました。次回は、ある程度引き抜こうと思っています。アシを刈ると、ミゾソバが繁茂するし・・混生する植物の管理は、バランスのとり方が難しいです。

植付時に切り取った根から発芽して来たミツガシワの苗も、順調に育っています。来春は、水温が下がった奥側にも移植予定です。

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実生二年目のタコノアシです。早いものでは、秋に蒔いて翌年には花を見る事が出来ます。こういう場所が好みだろうと思って、植付けたところが正解だったようです。

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こちらは、実生二年目のミズオトギリです。良く見ると、蕾がついていました。成長が遅く、一年目では花を見る事が出来ませんでした。タコノアシ同様に、種子繁殖だけでなく地下茎で栄養繁殖もします。

こういう場所に生育する植物は、実生床に播種した場合、発芽率は高いですが、自生地で実生苗が育ちにくく、殆どが栄養繁殖株(クローン)である可能性が高いと思っています。多様な性質の個体を確保するために、種子が採れたら実生苗も育てて行くつもりです。
プロフィール

富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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