伐倒木の片付け

植物園の一角にある広葉樹林・・カシノナガキクイムシの被害で立枯れしたコナラなどがずっと気になっていました。倒木が隣の木にもたれかかったり、シカ柵にかかる事もあるので、早めに伐倒しないと後々たいへんな事になります。

コナラやクヌギなどは、スギやヒノキのように真っすぐではなく、曲がりがあって伐倒方向の調整が難しい樹種です。その上、直径50cmくらいのものもあって、素人の私では危険なので本職さんに切ってもらいました。

【片付け前】

用事があったため伐倒には立ち会わず、週明けに現地を見に行きました。

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片付け前の管理道の様子です。道だけでも早めに片付けなければ、他の作業に支障が出ます。このままでは人力で運べないため、細かく切断しなければなりません。

【片付け後】

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広葉樹エリアへの入り口で、ここから左右に分かれ正面の林を囲んでループ状になっています。

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左側に進んだところから振り返って撮りました。一ヶ所に運びきれないので、管理道脇によせて置く事にしました。

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こちらは、右側に進んだ(上から3番目)辺りの様子です。細かく切断したとはいえかなり太いので、転がして移動しました。非力なのでそれも大変な作業でした。

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左右のループの中間辺りです。当初は、どこからでも林内を散策できるように考えていましたが、クヌギやコナラの樹幹は、中心部が堅い材質で短期間に朽ちません。右手の切断木を立てたところを奥の林内への入口にしました。まだこの奥の伐倒木の片付けがあります。頭の痛い事です。

植物園の手伝いを初めてまだ2~3年程度ですが、頭で描いていた通りにはいかず常に軌道修正を強いられます。植栽植物の配置も、生育状況を見ながら変更して行かなければなりません。植物を集めて植えれば良いのではなく、その後の管理こそが大変な作業である事を学びつつあります。
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ハンカチノキの果実

先生のお宅にハンカチの木があります。果実が欲しいとの依頼を受けて、拾いに行って来ました。

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左中央がハンカチノキです。ハンカチノキは、中国(四川、雲南)原産で、花の周りに白い花弁のような苞をつけます。花期は見逃しましたが、果実の数からするとかなり花付の良い樹木のようです。

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まだ樹上に残っていますが、多くは落下していました。

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幹とひこばえの樹皮を撮ってみました。

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ひこばえの冬芽です。

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果実と昨年のものと思われる種子です。果皮を見ると、ヤマナシの果実に似ています。でも、種子は大きなものが一つだけなので、バラ科ナシ属とは違いますね。

この果実は、複数の花から出来た複数の果実がくっついて一つの果実の様になったもので、複合果と呼ばれているそうです。

ヌマミズキ科ハンカチノキ属ハンカチノキ(Davidia involucrata Baill.)。エングラー分類体系では、ハンカチノキ科となっています。

2~3個撒いてみようと思っていますが、無事発芽してもハンカチのような苞をつけるまで10年ほどかかるそうです。

県外で見た紅葉

ある植物の調査で、県外某所に行きました。そこで見たカエデ属の紅葉を撮ってみました。

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ムコロジ科カエデ属の紅葉は、光を透かして(透過光で)見るのが一番です。

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この場所では、みんな赤く染まっていました。

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ズームすると、葉縁が重鋸歯になっているのが分かります。イロハモミジ(別名:タカオカエデ,イロハカエデ,タカオモミジ,チョウセンヤマモミジ)のようです。

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穎果(えいか)を飛ばし始めたススキの穂が、季節の終わりを告げていました。

調査目的の植物名?それは秘密です。

イチョウとカキの紅葉

カエデ属の次は、イチョウです。

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このイチョウは、葉が小さめな感じがします。

イチョウ科イチョウ属イチョウ(Ginkgo biloba L.)。

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カキの紅葉も綺麗です。これはカキノキかな?果実が小さいからリュウキュウマメガキ(シナノガキ)かもしれません。

三河地区には、リュウキュウマメガキの他に、同じく小さな果実の生るヤマガキも生育するそうです。種名が分かりませんので、カキノキ科カキノキ属という事で・・。

カキノキ科(Ebenaceae )カキノキ属(Diospyros)

他にもいろいろ撮りましたが、三河の紅葉はこれでお終いにします。

カエデ属の紅葉

愛知県民の森とその周辺で撮ったカエデ属を集めてみました。初めてこの地を訪れましたが、とても魅力的な場所で、800種を超える植物が生育しているそうです。手元にある富士山こどもの国の植物リストも800種以上の維管束植物が記載されています。ただ、植物に対する目の向け方はかなり違っていると思います。

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ちょうど見頃でした。植物に興味の無い嫁さんも喜んでいました。

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グラデーションが目を惹きました。

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何処も見事でした。

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真紅に染まっていました。

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こちらは、トウカエデでしょうか?鳳来山東照宮入口駐車場で撮りました。

カエデ属(Acer)は、旧分類体系(クロンキスト、エングラー)ではカエデ科(Aceraceae)でしたが、APG分類体系ではムクロジ科(Sapindaceae)に含まれています。
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富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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