ヤツシロラン類栽培容器(2022年7月下旬)
植物栽培は、階段を上り始めたばかりですが、その難しさや面白さを少しずつ学んでいます。
今日は、光合成をしない植物・・ヤツシロラン類の栽培容器を覗いてみました。
【クロヤツシロラン容器①】


この容器は、スダジイ樹下の部材を入れた実生床です。ヤツシロラン類ではないある腐生ランの実生床として作りましたが、目的の種は全然発芽しませんでした。その後、この根状器官が姿を現しました。どうも、採集して来た部材の中に、クロヤツシロランの塊茎が潜んでいたようです。
【クロヤツシロラン容器②】
不明な子実体の生えていた朽木と、それを削った部材を敷き詰めました。

こんな子実体が姿を現しました。朽木に生えていたものとは違うと思います。

容器の壁に出現したのは変形菌のようです。

そして、容器の隅では、クロヤツシロランの塊茎が根状器官を伸ばし始めていました。
【ハルザキヤツシロラン容器①】

実験で使った塊茎を研究者が返送してくれたので、スダジイ樹下の部材で作った栽培容器に埋めました。2個体ほど花が咲き、その後根状器官が伸びて来ました。開花したものと同じ個体かは不明です。


菌糸と根状器官が接触した部分は、褐色を帯びています。この菌糸が共生菌である事の証です。ヤツシロラン類は、この部分から生育のための養分を貰っているそうです。
実生床・栽培床として使う部材は、各ヤツシロラン類が生育する環境から採集して来ているため、共生菌の潜んでいる可能性は高いと思われますが、上記の中で、クロヤツシロラン容器②のみ、不明な子実体の生えていた朽木をベースに作りました。
そのキノコとは違う子実体や変形菌が姿を現し、今のところ掲載した一部にしかプロトコウムや塊茎が見当たりません。朽木に生えていた子実体は、共生菌ではなかったのかもしれません。共生菌の潜む可能性の高い部材を選択する事も可能ですが、敢えて不明な子実体の生えている朽木を使ってみました。こういう賭けのような実験も面白いものです。
今日は、光合成をしない植物・・ヤツシロラン類の栽培容器を覗いてみました。
【クロヤツシロラン容器①】


この容器は、スダジイ樹下の部材を入れた実生床です。ヤツシロラン類ではないある腐生ランの実生床として作りましたが、目的の種は全然発芽しませんでした。その後、この根状器官が姿を現しました。どうも、採集して来た部材の中に、クロヤツシロランの塊茎が潜んでいたようです。
【クロヤツシロラン容器②】
不明な子実体の生えていた朽木と、それを削った部材を敷き詰めました。

こんな子実体が姿を現しました。朽木に生えていたものとは違うと思います。

容器の壁に出現したのは変形菌のようです。

そして、容器の隅では、クロヤツシロランの塊茎が根状器官を伸ばし始めていました。
【ハルザキヤツシロラン容器①】

実験で使った塊茎を研究者が返送してくれたので、スダジイ樹下の部材で作った栽培容器に埋めました。2個体ほど花が咲き、その後根状器官が伸びて来ました。開花したものと同じ個体かは不明です。


菌糸と根状器官が接触した部分は、褐色を帯びています。この菌糸が共生菌である事の証です。ヤツシロラン類は、この部分から生育のための養分を貰っているそうです。
実生床・栽培床として使う部材は、各ヤツシロラン類が生育する環境から採集して来ているため、共生菌の潜んでいる可能性は高いと思われますが、上記の中で、クロヤツシロラン容器②のみ、不明な子実体の生えていた朽木をベースに作りました。
そのキノコとは違う子実体や変形菌が姿を現し、今のところ掲載した一部にしかプロトコウムや塊茎が見当たりません。朽木に生えていた子実体は、共生菌ではなかったのかもしれません。共生菌の潜む可能性の高い部材を選択する事も可能ですが、敢えて不明な子実体の生えている朽木を使ってみました。こういう賭けのような実験も面白いものです。
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