単子葉植物の発芽

実生栽培は、難しい事も多いですが、いろいろな事が分かってとても興味深いです。野菜だけでなく、山野草の実生栽培にも挑戦しています。

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昨年秋に、テンナンショウ属の種を蒔きました。全然発芽しないのでダメかと思っていたら、一つだけ姿を現しました。以前、よく似た種子のコンニャク属コンニャクを蒔いた時は沢山発芽したので簡単かと思っていたのですが、山野の植物はやはり難しいです。

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こちらは、ホトトギス属です。最初に採取した種は沢山発芽したのに、後からのものはまだ一つしか姿が見えません。採取時期が遅かったため、発芽抑制がかかったのかもしれません。

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こちらは、木板の表面に生えて来たコケの中で発芽したウチョウランです。姿からすると、昨年以前に発芽したものと思われます。ラン科植物の種子は、発芽の養分をほとんど持っていないため、菌類の力を借りなければ発芽しません。

ウチョウランは、ダンボールを使った発芽法が知られています。その他に、古くなった木材でも発芽する事があります。以前、ケーブルの木製ドラムを植木の台にして置いた所、継ぎ目から沢山発芽して来ました。ダンボールやこの木材を餌にしている菌類(木材腐朽菌)は、同じ種類なのだろうか?

昨日今日と、野菜を植えてない二ヶ所の畑に耕運機をかけて来ました。何か植えてあるとマメに行くのですが、そうでないとつい足が遠のいてしまいます。たまに行って、唖然とするのが常となってしまいました。
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サクラソウ植付

ある方のご厚意により、地域産の種子を蒔いて得たサクラソウを頂いたので、造成中の植物園に植えて来ました。

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頂いたサクラソウは、ポットで72個もありました。中には、二株になったものもありましたから、80株以上あったと思います。

上段の水路から水を引いて作った湿原エリアの隣に、凡そのスペースを決めて植付けました。見越しが良く、ほぼ同じ間隔で植えたところ二ポットだけ余りました。

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二度水遣りをして来ましたが、土壌の乾燥を防ぐためアシやススキを刻んで敷いて来ました。周辺の草刈りと植付が終了したのは15時半頃でした。その後、ランエリアの銘板付けを行ったので、とても疲れました。

研究者の先生が企画・設計されているこの植物園は、各所にいろいろな拘りを持って造成が進められています。姿を消しつつある地域産の植物達が生き残れる場の一つとして、期待をしています。

棘のある木

再生畑の入り口付近に、タラノキ、サンショウ、サンショウバラを植えてあります。

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サンショウとタラノキです。タラノキは、地下茎で栄養繁殖するので、植付間隔が狭すぎました。

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このタラノキは、やけに葉が大きい・・。他から持って来てはいないので、突然変異だと思います。右に普通サイズの葉を乗せてみました。

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こちらには、サンショウバラの実生苗を20本ほど植えてあります。新芽の部分を、シカに食べられる恐れがあるので、銀テープを下げました。棘は、サンショウと同じく対生です。

花をつけるのは、何年後になるのだろう?

アマギカンアオイ

先生が、研究のために栽培されているアマギカンアオイを撮ってみました。

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葉表の光沢、葉脈の窪みが深い事など、地域で見るカンアオイ属の中でも特徴的な葉をつけます。花は通常暗紫色ですが、この個体は白っぽく、素芯花と呼べばいいのでしょうか?

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左側はアマギカンアオイ、右側はシモダカンアオイの銘板がついていました。

シモダカンアオイのタイプ標本は、昭和天皇が須崎御用邸で採取された事で知られています。図鑑で見ると、アマギカンアオイ、シモダカンアオイ、そしてタマノカンアオイは、葉や花が似ています。葉表の葉脈の窪みや、葉柄の色などが識別点として挙げられています。シモダカンアオイ(var. shimodana F.Maek)は、アマギカンアオイとタマノカンアオイの中間的な特徴を持つとあります。でも、現在は、アマギカンアオイに含まれています。

ウマノスズクサ科カンアオイ属アマギカンアオイ(Asarum muramatsui Makino)。


富士市が公表した植物目録には、アマギカンアオイが掲載されています。リストは、根拠となる様な発見場所、発見者、発見時期などは記載されておりません。静岡県植物相調査報告書の「東部」とあるものを入れてしまったなんて事は無いだろうか?伊豆天城周辺でもレアなアマギカンアオイが、地域を越えて富士市に生育しているとは素人ながらに考えにくい事です。




富士山こどもの国「花の谷」

富士山こどもの国に、「花の谷」と呼ばれている場所があります。そこを中心とするエリアには、地域に生育するいろいろな植物が、植栽保護されています。

昨年、実生栽培実験で得たサワトラノオの苗を受け入れてもらいました。それを見守る目的もあり、微力ながら手伝いに行って来ました。

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ここには、フォッサマグナ区系に生育するサンショウバラやマメザクラが植栽されています。マメザクラは散り始めていましたが、まだ右の様な状態のものも見受けられました。こんなに沢山見られる場所は、他にないと思います。

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花の谷の湿原エリアには、シカの食害からサワトラノオを守るために、新しい網が張られていました。苗を運んだ者としては、感謝の気持ちでいっぱいです。高度900mほどのこの場所で、サワトラノオが定住できるように、関係者の方と試行錯誤して行きたいと思っています。

ミズバショウの花も咲いていました。ちょっと小さめでしょうか?

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環境が合うようで、ミツガシワが沢山見られました。二番目の写真に写っている黒っぽい棒のようなものが蕾です。開花が楽しみです。

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こちらは、午前中に私が移植をしたキツネノカミソリです。「何だ、これだけか?」・・ススキの株元に生えているので、掘るのが大変なんです。まだ腰が痛い!


富士山こどもの国とフォッサマグナ要素に特化した植物園の記事は、今後このブログに掲載する事としました。

野菜の様子

山野は花盛りですが、再生畑の葉野菜達も次々と花を咲かせています。

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初めて、二株だけ植えてみました。どうやって食べれば良いのだろう?

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青汁で知られているケールです。これも、初めて二株だけ植えてみました。若葉の内はあまり感じませんが、このくらいになると苦味が強くなります。でも、食べられないほどではありません。蕾が上がって来たので、種子を採ろうと思っています。

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昨年採取した種を蒔いて育てたキャベツです。赤キャベツを一つ植えてあったので、交雑してその特徴を引き継いだものもあります。右のキャベツは、蕾が上がって来たので防虫ネットを外さなくては・・。こちらも種子を採取しようと思っています。

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エンドウマメとソラマメです。他の家では、この2倍ほどに育っています。収穫が一月くらい遅れると思いますが、今のところ予定通りです。



このところ、草取りに追われています。その合間に、チャノキの根っこを除去していますが、これが結構大変で、半日も続けると嫌になってしまいます。でも、素人農業はいろいろ挑戦出来るので楽しいです。



義母の家の花

留守番に行った時、義母の家の花を撮ってみました。

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鉢植えのモッコウバラが咲いていました。このバラは、とても丈夫で毎年沢山の花を咲かせてくれます。

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オオモミジにも、花が咲いていました。いつも深めに剪定するので、義母が心配そうに見ています。でも、剪定しなければ、次々と枝を伸ばして隣の敷地へはみ出してしまいます。

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このミツバツツジの仲間は、義父が大切にしていました。富士市域で見るミツバツツジ類より花色が濃い・・薄紫色ではなく、紅紫色といった方が適当だと思います。

オシベが10本あり、花柱は無毛です。また、葉柄も無毛でしたから、コバノミツバツツジではなくサイゴクミツバツツジでしょうか?でも、花冠内面の上側に濃色の斑点が見えません。ご存知の方、教えてください。



実生発芽した山野草

今日は、ほぼ一日パソコンの相手をしました。急ぎの見積と書類作成、不法投棄監視パトロールの報告書など・・引退してからは、以前のような根気が無くなり、余計に時間がかかります

最近、野菜だけでなく山野草の実生栽培にも挑戦しています。種蒔き権兵衛ですから・・。

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この植物は、先生のお宅から種子を頂いて来て昨年蒔きました。単子葉植物なので、間違いないと思います。種名は明かせません。

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こちらはジイソブです。実生から育てた個体の種子を蒔きました。発芽率の高い植物だと思います。

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バアソブは、神奈川のブログ友が送ってくれた種子を蒔きました。これは、その個体の零れ種から育った苗です。光条件が悪化して来たので、鉢上げして株の充実を図っています。

親株になると区別し難いですが、苗の時は毛で容易に区別出来ます。

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ダイモンジソウは、植替え時期が遅れてしまいました。中には、ギボウシや雪割草の仲間(右中央)も混じっています。


希少とされている種でも、意外と発芽率の高いものがあります。実生から育ててみれば、前向きな保護活動の役に立つのではないかと思います。
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富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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