伊豆のガクアジサイ①
アジサイの仲間は、花の変異が多い植物だと思います。近くの山林で見るヤマアジサイも、装飾花の形や大きさが様々です。
植物園の圃場には、伊豆周辺で発見されたガクアジサイのコレクションが待機しています。その一部を撮って見ました。

挿木増殖されたものなので、まだ未開花のものもあります。其々に番号がついていて、特徴の書かれた一覧表が、発見者によって作成されていました。



装飾花や両性花の花色、形の違いなど、とても細かな観察内容が、一覧表には記載されていました。発見査のホームページは下記になります。昨年、先生のお供でその方とお会いする機会を得ました。世の中には、凄い人がいるものだと改めて思いました。
伊豆半島におけるガクアジサイとアマギアマチャを含むヤマアジサイの交雑種
植物園の圃場には、伊豆周辺で発見されたガクアジサイのコレクションが待機しています。その一部を撮って見ました。

挿木増殖されたものなので、まだ未開花のものもあります。其々に番号がついていて、特徴の書かれた一覧表が、発見者によって作成されていました。



装飾花や両性花の花色、形の違いなど、とても細かな観察内容が、一覧表には記載されていました。発見査のホームページは下記になります。昨年、先生のお供でその方とお会いする機会を得ました。世の中には、凄い人がいるものだと改めて思いました。
伊豆半島におけるガクアジサイとアマギアマチャを含むヤマアジサイの交雑種
植物園のミツガシワ
資料を届けに行った帰りに、植物園に寄って来ました。

以前植付けたヒツジグサが、無事生きていました。長靴を履いてアシを刈り取ったので、ミツガシワも姿を現していました。

「あれっ、これは何だろう?」・・ミツガシワを植え付けた時に、長く伸びた根を切り取って沈めた辺りです。

接写してみると、沢山のミツガシワの赤ちゃんでした。沈めた根或いは根茎から発芽したものと思われます。ミツガシワがこういう増え方をする事を初めて知りました。
次回訪問時に、もっと広げて植え替えようと思っています。

ついでにミツガシワの花を掲載します。白髭の生えたとても綺麗な花です。
この湿地には、いろいろなトンボがやってきたり、数種類の蛙が棲みついています。前回訪問時には、モリアオガエルの卵も幾つか見る事が出来ました。ゲンゴロウの仲間もいて、これからが楽しみです。


以前植付けたヒツジグサが、無事生きていました。長靴を履いてアシを刈り取ったので、ミツガシワも姿を現していました。


「あれっ、これは何だろう?」・・ミツガシワを植え付けた時に、長く伸びた根を切り取って沈めた辺りです。


接写してみると、沢山のミツガシワの赤ちゃんでした。沈めた根或いは根茎から発芽したものと思われます。ミツガシワがこういう増え方をする事を初めて知りました。
次回訪問時に、もっと広げて植え替えようと思っています。


ついでにミツガシワの花を掲載します。白髭の生えたとても綺麗な花です。
この湿地には、いろいろなトンボがやってきたり、数種類の蛙が棲みついています。前回訪問時には、モリアオガエルの卵も幾つか見る事が出来ました。ゲンゴロウの仲間もいて、これからが楽しみです。
再生畑の植物園圃場エリア
今週は、雨降りが続いた上に依頼を受けている作業が二つ、行政窓口へ確認する案件もありました。そして週末にはコロナワクチン接種予約、県知事選挙と、慌ただしい一週間でした。
合間に、畑の草取りや草刈りをして来ましたが、追い付きません。恥ずかしいので、全体写真は止めにして一部だけ掲載します。

ここは、野菜を栽培している電気柵やシカ柵(網)外の場所です。植物園植栽予定の圃場として使っています。
主として、サンショウバラ、ヤマアジサイの仲間、ニシキウツギやヤブウツギなどを挿木で発根させ、ここに移植してある程度成長するまで管理する予定です。

アマギアマチャにサンショウバラです。

ヤマアジサイとヤブウツギです。管理の都合上、このくらいになるまで家の裏庭で、ビニルポットで育ててから、この場所へ移植します。
何れも、挿木で発根させやすいと言われますが、中には、発根せず枯れてしまうものもあります。植物栽培は、やって見なければ分からない事ばかりです。
家の裏庭では、頂いたサクラソウとユウスゲの種子や頼まれた植物の種子を蒔いて苗を育て始めています。Webなどの教科書は、あまり参考にならず、自身で試行錯誤して行くのが一番だと、最近思うようになりました。
合間に、畑の草取りや草刈りをして来ましたが、追い付きません。恥ずかしいので、全体写真は止めにして一部だけ掲載します。


ここは、野菜を栽培している電気柵やシカ柵(網)外の場所です。植物園植栽予定の圃場として使っています。
主として、サンショウバラ、ヤマアジサイの仲間、ニシキウツギやヤブウツギなどを挿木で発根させ、ここに移植してある程度成長するまで管理する予定です。


アマギアマチャにサンショウバラです。


ヤマアジサイとヤブウツギです。管理の都合上、このくらいになるまで家の裏庭で、ビニルポットで育ててから、この場所へ移植します。
何れも、挿木で発根させやすいと言われますが、中には、発根せず枯れてしまうものもあります。植物栽培は、やって見なければ分からない事ばかりです。
家の裏庭では、頂いたサクラソウとユウスゲの種子や頼まれた植物の種子を蒔いて苗を育て始めています。Webなどの教科書は、あまり参考にならず、自身で試行錯誤して行くのが一番だと、最近思うようになりました。
ハルザキヤツシロラン栽培床の変化
研究で使った県外産ヤツシロラン類の塊茎を、研究者から預かりました。「ダメもとで・・」という事で、栽培床を作り植え付けてあります。
実生発芽からの栽培経験はありますが、他で育った塊茎の栽培経験は無く、どうなるか不安でした。
【ハルザキヤツシロラン】
久々に、容器を覗いて見ると・・。

根状器官が伸びていました!この塊茎は、今年の開花株です。花後に休眠すると思っていたのですが、直ぐに根状器官が伸び始め次に向けて塊茎に栄養を蓄え始めます。ヤツシロラン類は、難しい生き方をしていますが、逞しい一面も併せ持っています。
共生菌の含まれるであろう自生地の部材はありませんので、家の近くのスダジイ樹下で部材を採取して栽培床を作りました。


根状器官に菌糸が絡み付いています。この後、菌糸との接触部が変色し膨らんでくれば、ハルザキヤツシロランの共生菌だと思われます。
【ヒメヤツシロラン】
ついでに・・。

こちらは、ヒメヤツシロランの容器です。根状器官の数は少なく、無事な塊茎は1~2個かもしれません。自生地の写真を参考に、地域の笹の部材で栽培床を作りましたが、共生菌不足ではないかと思います。
根状器官の上方に見えるのは、塊茎か根状器官と菌糸が接触した時に出来る疣状器官のようです。菌糸との縁が切れる心配があるので、そのままにしてあります。
実生発芽からの栽培経験はありますが、他で育った塊茎の栽培経験は無く、どうなるか不安でした。
【ハルザキヤツシロラン】
久々に、容器を覗いて見ると・・。

根状器官が伸びていました!この塊茎は、今年の開花株です。花後に休眠すると思っていたのですが、直ぐに根状器官が伸び始め次に向けて塊茎に栄養を蓄え始めます。ヤツシロラン類は、難しい生き方をしていますが、逞しい一面も併せ持っています。
共生菌の含まれるであろう自生地の部材はありませんので、家の近くのスダジイ樹下で部材を採取して栽培床を作りました。




根状器官に菌糸が絡み付いています。この後、菌糸との接触部が変色し膨らんでくれば、ハルザキヤツシロランの共生菌だと思われます。
【ヒメヤツシロラン】
ついでに・・。


こちらは、ヒメヤツシロランの容器です。根状器官の数は少なく、無事な塊茎は1~2個かもしれません。自生地の写真を参考に、地域の笹の部材で栽培床を作りましたが、共生菌不足ではないかと思います。
根状器官の上方に見えるのは、塊茎か根状器官と菌糸が接触した時に出来る疣状器官のようです。菌糸との縁が切れる心配があるので、そのままにしてあります。