再生畑の野菜(6月下旬)

このところ、いろいろあって再生畑の除草作業も遅れ気味です。野菜の苗も買いそびれて、草除けに植えたサトイモばかりが目立っています。

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何年かぶりにスイカを植えてみました。小さな子房部に黒い模様が見えています。

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昨年秋に貯蔵用の穴を掘って埋めたサトイモです。掘り起こすのを忘れていました。草除けに残してあります。

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別の場所から、コンニャクを移植しました。少し日照が悪くても育つので、そういう場所をコンニャクエリアにしています。

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左はコンニャクの果実です。花が咲き終わった頃、上段のような未開花株の葉が展開して来ます。

ミニトマトも二株だけ植えました。「フルーツのように甘い」というような歌い文句の苗を買っても、なかなか甘く育ちません。

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キュウリは、2種類植えました。上段のイボの目立つ方は、とても歯応えが良いのでもろきゅうで食べています。

酸性土壌では育ちにくい野菜が多いので、通常は苦土石灰で酸性度を落とします。昨年から苦土石灰の代わりに、カキの貝殻をこなしたものを使ってみました。ところがこれが失敗で、途中で栽培を断念したものもあります。自己流で栽培していると、失敗と後悔ばかりです。
パソコンで下書きして置いた記事を、スマホでアップしています。老眼で近視の年寄りには、スマホは入力が大変です。
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保全区のカンアオイ属

植物園保全区のカンアオイ属を少し掲載します。昨年秋に、先生のコレクションされたものを圃場から移植しました。

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地域産に比べて大きめの葉をつけます。九州方面の種のようですが、静岡県東部でも屋外で育ちます。

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キキョウカンアオイと教わりました。現在は、ツクシカンアオイに含まれています。

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カンアオイですが、埼玉県比企郡小川町産(北限)だそうです。葉表の毛が多く、明らかに地域産とは異なっています。

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ヒメカンアオイ系だと思います。匍匐茎で増え、直ぐに大株になります。既に株間が埋まってしまっています。

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カギガタアオイです。県東部の山野で出会うカギガタアオイに比べて葉も大きく、どれも大株になります。
一昨年の夏頃から、カンアオイ属に目を向けるようになりました。この植物を識別するには、葉、葉柄、花などの形態だけでなく、開花時期、産地など複数のポイントを総合して判断する必要があります。しかも地域変異があるため、悩む事の多い植物です。

ビオトープの様子

暫くぶりに、ビオトープの様子を見て来ました。心配していた通り、ミゾソバやイネ科植物が繁茂していました。仮払い機で届く範囲だけ刈って来ましたが、中心部は胴長を履いて刈るしかありません。

実生苗を植栽した植物の様子を掲載します。

【タコノアシ】

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実生一年目の苗を植栽した部分です。

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こちらは、実生二年目の苗を植えました。

地下茎で栄養繁殖して、除草を考えなければならないほど生育しています。

【ミズオトギリ】

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発芽率があまり高くなく、また苗の成長も遅い植物だという印象を持っています。でも、無事育っています。

【ヌマトラノオとヒメハッカ】

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こちらも、無事育っています。

掲載した植物は、どれも地下茎で栄養繁殖するため、環境が合えば沢山の茎が伸びて来ます。

左官用プラ舟やプラ桶で栽培実験をした結果、土壌が湿っているだけでなく、このような水に浸かった環境が生育に向いているだろうと思っていました。それを実証する事が出来て本当に良かったです。

植物は、生えている環境が必ずしも最適とは言えません。生育地の環境を変えないのではなく、最適な環境を把握し助成してやるのが、本当の保護だと思います。

モリアオガエルの卵

この季節は、彼方此方でモリアオガエルの卵を見る事が出来ます。

ある場所へ、ヌマトラノオの生育確認に行って来ました。

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この場所は、草刈り対象エリアになっています。草刈りの時期を考えると、ここのヌマトラノオは今まで花を咲かせた事が無いかもしれません。

今年は、別の場所でもここのような大群落を見ました。同じく地下茎で栄養繁殖するタコノアシ、ヒメハッカなども、環境の適した場所では驚くような生育状況を見せてくれます。

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小川脇のイロハモミジの枝に、モリアオガエルの卵が産み付けられていました。

卵の直下には必ず水があります。雨水の溜まったプラ桶の上の枝に、産卵してあったのを見た事もあります。産卵位置の選定は、結構精度が高いように思います。

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以前、再生畑②の笹刈時に撮ったモリアオガエルです。このように、背中に褐色の斑紋があるタイプもいます。

全国各地でレッドリストの指定を受けており、静岡県では準絶滅危惧(NT)となっています。でも、卵を見る事は多く、案外個体数は多いのではないかと思っています。

ムサシアブミの実生苗

植物園植栽用に、テンナンショウ属の実生栽培にも挑戦しています。昨年、ムサシアブミの果実が手に入ったので、プランターへ蒔いてみました。

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沢山出て来ました。用土は、赤玉土の表面に初期肥料の入った挿木種蒔き用土を敷きました。

他種に於いても、基本的に同様の実生床を使っています。部材が細かく初期肥料の含まれた挿木種蒔き用土は、発芽したばかりの苗の成長に向いているとの判断からです。

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発芽時期に個体差があり、まだ発芽したてのものや丸まった一枚葉も見受けられます。

ムサシアブミは実生発芽率が高く、また栄養繁殖もしやすい種だと思います。県中部某所で見た生育地は、驚くような大群落を形成していました。

サトイモ科テンナンショウ属ムサシアブミ(Arisaema ringens (Thunb.) Schott)。

山野草の実生栽培は、まだ始めたばかりで、勘に頼って行っている自己流です。それゆえ失敗もありますが、いろいろな植物を発芽させ苗から育てると、学ぶ事が多く楽しいです。発芽苗を無駄なく育てるには、早期の植え替えが有効である事も学びました。
ついでに・・。

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ちょっと分かり難いですが・・。コケを纏ったアセビの樹皮に、ムギランの種子をこすりつけておきました。偽球茎がある事からムギランだと思っています。もしかしたら、飛来した種子によるものかもしれませんが、この場所にムギランの種子を発芽させてくれる菌類が存在する事になります。

実生カンアオイの本葉展開

昨年、初めてカンアオイ属の種子を蒔いてみました。無事発芽して、子葉が姿を現しました。子葉の形や大きさに違いはありますが、親株を想像する事は出来ません。

やっと本葉が展開して来たので、観察してみました。

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本葉は、かなり特徴的です。

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これは、葉脈の溝の深さからアマギカンアオイでしょうか?

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こちらは、スズカカンアオイではないかと思っています。

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これは・・。カンアオイかオトメアオイ?

蒔いた記憶のあるものは、アマギカンアオイとスズカカンアオイ、そしてオトメアオイとカンアオイです。無事発芽してくれるか分からなかったため、同じ実生床に入手出来た種から順番に蒔きました。
現在ではシモダカンアオイもアマギカンアオイに含まれるとされています。カンアオイ属の探索を始めて2年くらいしか経過していない事と、基本的に自力探索なため、まだシモダカンアオイが生育すると言われている場所で出会った事がありません。その違いを、自分なりに観察してみたいと思っています。

そんなところへ、ある先生から杉野孝雄先生が書かれた「シモダカンアオイの再検討」という資料を送っていただきました。この資料の中にある考察は、最新の技術によって既に解明されたものもあります。

そして「シモダカンアオイはアマギカンアオイが海辺で分化した種類とも考えられる」とあります。実は、下田地区ではなく別の海岸近くの個体と天城山に近いところの個体で違いのある事に気付きました。そうなるとますます、シモダカンアオイと称されている個体を観察してみたくなります。カンアオイ属は、他の種でも地域による差異が見られます。この植物の難しさと面白さは、そんなところにもあります。

再生畑②植栽植物(5月末)

昨日・今日と、休耕畑から隣地へ飛び出した枝を切って来ました。放置しておくとあっという間に成長して、大変な事になります。これからは、マメに様子見に行かなくては・・。

最近では、一番面積の広い再生畑②を使って、他は草刈りと耕運機掛けのみ行っています。再生畑②には、果樹・野菜だけでなく植物園植栽用の木本と草本も植えてあります。

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昨年の3月、義母がマリーゴールドを買ってくれました。それを植え付けたのが左です。右は今年の様子です。零れ種で沢山出て来ました。成長の早い植物なので、一月もすれば見違えるようになると思います。

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ガーデニング等の知識は殆ど無く、マリーゴールドの主流は一年草である事も知りませんでした。電気柵外に植えても、その臭いのせいか野生動物に荒らされる事はありません。

ついでに・・。

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実生のタムラソウと、その間に申し訳なさそうに生えているのはオケラです。枯れてしまったかと思っていたら、何とか生き残っていました。花を咲かせるまで育ってくれると嬉しいのですが・・。
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富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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