エンゼルトランペット

父親が家の庭に植えてあったエンゼルトランペット(キダチチョウセンアサガオ)を、数年前に再生畑②へ移植しました。電気柵内の野菜栽培エリアに植えたところ、急激に大きくなったので未耕作エリアに移植しました。

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この植物は、今迄7月と11月に咲きました。移植した事と日照の関係もあり、今年は夏には咲きませんでした。山間の地では、冬の寒さで地上部が凍みて枯れる事も多く、その場合も夏は咲きません。

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一番先に咲きそうな蕾です。

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以前、電気柵の中で咲いた花です。花色はいろいろあるようですが、我が家の種は白色のみです。花の少なくなる時期に、この大きな花はとても見応えがあります。

ナス科キダチチョウセンアサガオ属キダチチョウセンアサガオ(Brugmansia suaveolens (Humb. et Bonpl. ex Willd.) Sweet)。


中国名は大花曼荼羅。園芸呼称のエンゼルトランペットも良いネーミングだと思います。

この植物は有毒なためか、シカが食べません。未耕作エリアを含めた再生畑②の周囲に、野生動物の嫌いな植物を植えて行こうと思っています。
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実生栽培のセンブリとイワシャジン

植物園植栽用に、地域に生育するいろいろな植物の実生栽培や挿木に挑戦しています。山野の植物は、猛烈な勢いで増えるものもあれば、気難しい種も多く試行錯誤の日々が続きます。

まだ経験の浅い私にとっては、実生栽培が難しいと思っていたセンブリとイワシャジンのその後の様子などを掲載します。

【センブリ】

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センブリは、日当りの良い草原に生えていたり、スギ・ヒノキ林の林縁や搬出道脇などで見る事の多い植物です。十数年前に、針葉樹の盆栽の鉢にセンブリが生えて来ました。以来、実生により代を繋げています。上の写真は、発芽一年目のものです。

最初に姿を現したのは、近くに干してあったセンブリの種が飛散したものと思われます。採取時期が遅かったのが幸いして、針葉樹の盆栽の環境が発芽に適している事を知りました。そして、昨年は複数の小品盆栽の鉢に蒔いたところ、どの鉢にも沢山の苗が生えて来ました。

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こちらは、同じ鉢に生えている二年目のセンブリです。センブリは二年草(越年草)ですが、休眠する種子があるのか最初の頃から一年目の姿と二年目の姿が見られました。

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開き切っていないので見難いですが、上は5弁、下は4弁です。同属のアケボノソウと同じく花弁数に変異があります。

「栽培は大変難しい」とあります。上の写真では沢山の苗が見えますが、開花に至る個体数は少なく、これからが勝負所という事になります。今迄は、発芽苗をそのままにしていましたが、今回は植え替えて生育促進させる努力をしようと思っています。

【イワシャジン】

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昨年、サクラソウと同じ実生床にイワシャジンを蒔いてみました。予想外に沢山発芽して、プランターに移植して植物園保全区へ運びました。種子は微細種子であったため、好光性ではないかと思い覆い土はしませんでした。正解だったようです。

これは、成長観察のために自宅に残したものの一つです。丸みを帯びた栄養葉の他に細長い葉が見えています。その葉がついている茎の先には・・。

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何と、蕾がついていました。早いものは、播種の翌年花をつける事が分かりました。

イワシャジンの栽培は難しく、園芸の本などでも5段階で4番目の難易度になっています。発芽は上手くいっても、開花に至るまで育てるのは結構難しいと思います。安定して育てられるかは今後の課題です。
以前の記事にも少し取り上げましたが、グリーンアドバイザー資格取得者の団体があります。山野で花を愛でるだけでは学ぶ事の出来ない高度な栽培スキルを持った人たちです。生育適地が減少しつつある昨今、こういう人たちも引き込んで積極的な植物保護を行って行く必要があると思っています。

再生畑②の野菜(10月中旬)

再生畑②の未耕作エリアの草刈りをして来ました。涼しいけど、汗びっしょりになりました。

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ラッキョウの近くには、ノビルも植えてあります。ところで、ヤマラッキョウは食べられるのだろうか?試食してみようかな・・。

ジャガイモの植付は少し遅くなりましたが、何とか育っています。品種によって、葉姿や茎と葉の色に違いがあります。赤系の芋は葉の基部や茎に紫色が入ります。

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花の咲いているものもありました。

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夏から少し休憩して、秋ナスが生り始めました。左のナスは、夏にもっと真っすぐに伸びていたのですが・・。

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ハバネロとオクラの花です。ハバネロは、寒さで枯れる前に果実が熟してくれるだろうか?

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ゴーヤの花です。もう葉が枯れ始めましたので、果実がついても小さなままだと思います。二株植えただけですが、沢山の果実が生りました。

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栽培品ではありませんが、隠れ里の入り口に生っていたアケビです。
私は専門的に植物を学んだ事は無く、理科の先生でもありませんでした。現役時代は、植物とは無縁の仕事に就いていました。そんな私ですが、植物研究者や植物に詳しい何人かの先生と知り合う事が出来ました。通常なら、出会う事も無かったであろう方々です。

ご自宅にも幾度かお邪魔して、地域の植物の事やその保護についていろいろ教えていただいた先生が旅立たれました。富士山こどもの国と造成中の植物園の電子アルバムや植物に関する質問をまとめてUSBに入れ、定期的に伺っていました。最後にお会いしたのは4月でした。あれから僅か半年・・LINEの呼称が変わったのが気になっていました。

「先生、未熟な私に対して、懲りずにいろいろアドバイスして下さり、本当にありがとうございました。」🙏🏻

ナヨナヨワスレナグサのその後

家の裏庭で花を咲かせたナヨナヨワスレナグサのその後の様子です。

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花を咲かせた地上部は、とっくに枯れてしまいました。

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そしてその周りには、沢山の苗が姿を現しています。

ところで・・。

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今年花を咲かせた枝に苗がついていました。果実期が過ぎて地上部の枯れ始めたサワトラノオは、葉腋に出現した新芽が発根し栄養繁殖を行います。それと似た生態をナヨナヨワスレナグサが持っていた事を今年初めて知りました。

茎がナヨナヨなのは、この栄養繁殖苗を根付かせさせやすいため?水によって運ばれやすくするため?なんてこじつけが頭に浮かびます。

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根の出ているのがお判りでしょうか?

今年花を咲かせ枯れた茎の基部を覗いてみましたが、サワトラノオのように新芽が見られませんでした。もしかしたらこの植物は、一年草或いは二年草なのかもしれません。

この植物は、富士市から沼津市にかけての田園地帯に分布しており、それ以外の場所へ広範囲に広がらないようです。抽水植物である事、種子が重力散布か水散布?、一年草か二年草かもしれない・・などがその理由として考えられます。あくまでも、専門知識のない素人考察ですが・・。
ご訪問くださる方、拍手ボタンを押してくださる方、いつも有難うございます。ブログ記事を継続して行く元気の元になり、とても感謝しております。

栽培植物の観察(10月中旬)

造成中の植物園の手伝いをするまで、山野の植物を実生栽培した事は殆どありませんでした。分かった事などを、覚書として時々ブログに掲載しています。

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こちらは、初めて実生栽培にしたカンアオイ属です。二回目の植え替えを行いました。葉の無い個体もありますが、地下部は元気で新芽も確認出来ます。一部の種を除き常緑ですが、いろいろな事が原因で葉を落とす事もあります。でも、地下部が生きていれば時間はかかりますが、やがて葉が展開して来ます。

葉の無い時期は光合成が行えませんが、地上部の大きさに比べて予想外に多い根茎から、他の植物よりも多くの養分を吸収しているのではないかと思います。

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上は現時点で種名が分かりません。最上段の写真で左上隅の個体です。実生苗の中で一番大きく育ちました。下はアマギカンアオイではないかと思います。実生発芽からどのくらいで花が咲くのかも楽しみな事です。

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こちらは、今年初めて蒔いたクリンソウです。蒔いた種子の割に発芽苗は少なかったので、来春に期待です。実生床から移植した苗は、今のところ順調に育っています。

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こちらは、実生2回目となるサクラソウの苗です。開花株の地上部はとっくに枯れ休眠していますが、実生苗はまだ元気そのものです。
実生栽培すると、図鑑にも書かれていない興味深い生態をいろいろ学ぶ事が出来ます。サクラソウ科の植物は、サワトラノオ、サクラソウ、クリンソウと3種類の実生栽培を行って来ました。開花率が高く、苗の成長が一番早いのがサワトラノオです。静岡県では、三種とも絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されていますが、特殊な条件で発芽・生育するラン科などに比べれば、どれも丈夫で育てやすく増殖も容易な植物だと思います。

再生畑②の野菜(10月上旬)

涼しくなって除草作業が進むと思ったら雨続きです。10月3日に行った時、野菜の様子を撮ってみました。

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オクラとクウシンサイ(右)です。オクラの収穫のタイミングが、少し分かるようになりました。下の方に生っている色の濃い果実は、硬くて食べられません。クウシンサイは、もう少しすると花が咲くそうです。どんな花が咲くか楽しみです。

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こちらは初めて栽培したツルムラサキです。茹でると粘り気が出て来て、結構美味しい葉野菜です。クウシンサイもツルムラサキも、収穫して直ぐに新芽が伸びて来ます。

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昨年収穫したハバネロの種を蒔きましたが、時期が遅くまだこんな状態です。寒さで枯れるまでに果実が熟すだろうか?

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こちらも、実生栽培のササゲとミニトマトです。ミニトマトは、昨年の零れ種が発芽した苗を移植しても、丈夫に育ちます。写真が逆さなのではなく、へそ曲がりの果実で逆さについていました。
今迄は、ホームセンターなどで苗を買って来ましたが、出来るだけ種を蒔いて育ててみたいと思うようになりました。山間の地では、比較的早い時期に販売される苗よりも実生苗の方が失敗なく丈夫に育ちます。それに、野菜への思い入れも深くなります。素人農業は失敗の連続ですが、いろいろ試行錯誤して行くのも楽しいです。

草刈りと耕運機掛け

このところ、畑の除草作業が続いていますので、その様子を少し掲載します。

【再生畑①】

嘱託勤務を退職して、最初に手掛けた畑です。当初は、この場所に電気柵を設置して野菜を作っていました。

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現在は休耕畑なので、たまに行くとこんな状態です。繁茂しているのはメヒシバです。耕運機を掛けている場所では、他の雑草よりメヒシバが目立ちます。

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このままでは耕運機に絡み付くので、仮払い機で長く伸びた草を刈り、熊手でかき集めます。

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軟弱なので、準備作業でヘトヘトになります。父親が使っていた耕運機はもっと大きかったのですが、ミニキャブ(軽のワンボックス)で運ぶため手で持ち歩ける小型タイプにしました。耕作面積が広いと少し大変です。

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これで半分くらい終わりました。写真では分かり難いですが、左奥の草の残っている部分が耕運機掛けしたのとほぼ同じ面積です。上段はよその土地なので、こちらにしな垂れた草だけを刈り取ります。

【再生畑②】

三ヶ所ある畑の内、農業用水栓があるこの場所だけで野菜を栽培しています。自家消費の素人栽培には、ここでも持て余しています。

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耕作エリアを少し広げるつもりで、除草・耕運機がけを行いました。写真の上右が現在の野菜畑・・電気柵の端です。

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この写真は、再生途中の様子です。全域に伸び切ったチャノキとササが繁茂していました。奥に見えるスギ・ヒノキ林を除いて3、300㎡以上あります。仮払い機とチェンソー、ノコギリなどを使って再生させました。

パソコンのマウスを仮払い機やチェンソーに持ち替えたばかりの頃は、とても大変で幾度も挫折感を味わいました。再生畑①も大変でしたが、3倍以上の面積があるこの再生畑②はどのくらいで終わるのか予想も出来ませんでした。
プロフィール

富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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