我が家には、小さな山林が幾つかあります。見まわると、立枯れや傾いた木があります。専門職に依頼するほどではありませんので、自身で切る事にしました。数年前、放置状態だったチャノキを切るために、ホームセンターで小型のチェンソーを買いました。ところが、あまり調子よくない(オイルの出過ぎ、エンジンがかかり難い、チェーンが緩みやすいなど)ので使うのを躊躇っていました。そこで、新しいチェンソーを買う事にしました。希望メーカーは、ハスクバーナかゼノアでした。機種を検索すると、ゼノアはハスクバーナと合併して、ハスクバーナ・ゼノア株式会社となっていました。使用頻度は少ないので、ゼノアの廉価版に決めました。
300~400mmφの木が切れればいいと判断して機種を選定しました。この木は傾いて隣の木の枝に引っかかっていました。枯れているとはいえ、非力な私ではそのまま引き倒す事は不可能です。下部を少しずつ切り詰め、ある程度真っすぐになったところを反対側に切り倒しました。
今迄使っていた機種と違うのは、チェーンのロック機構がある事です。私のような素人には有難い機構だと思います。馬力があり切れ味も抜群で、この機種にしてよかったと思います。
【ハスクバーナとゼノアを好む訳】生け垣を刈るために、ハスクバーナのエンジンバリカンを持っています。燃費の悪いのが難点ですが、丈夫で切れ味が良く気に入っています。この機種は、紐を少し引いただけでエンジンがかかり、立ち馬などの上に載って使う時にとても便利です。出来ればその機能がついたチェンソーにしたかったのですが、価格面で断念しました。
父親が残した仮払い機がゼノア製で、20~25年くらい前に買ったものと思われます。とても調子よく、使用頻度も高いのに故障もしません。一度パイプを折ってしまいましたが、交換部品も直ぐに届きました。丈夫で長持ちするのが一番です。
以前、カシノナガキクイムシの被害で立ち枯れたコナラの木に、シイタケを植菌をしました。
昨年の7月頃、菌糸が繁殖したかに見えました。ところが・・。
白い菌糸は姿を消し、右の様なキノコが生えて来ました。カシノナガキクイムシは、菌類を生きた木の中に運び込んで木を枯らします。そして、幹に掘った穴の中に繁殖した菌類(酵母)を食べて生活しているそうです。シイタケの子実体が全然姿を見せないので、カシノナガキクイムシの運ぶ菌類(ナラ菌)に駆逐されてしまったのだろうと諦めていました。ところが・・。
今日覗いてみると、根元近くに少し生えていました。時間の経過とともに、シイタケの菌が勢いを取り戻したのか、今後見守りたいと思います。今迄、シイタケ以外にナメコの栽培経験もあります。ナメコは1~2年しか出ませんでしたが、とても美味しかったです。キクラゲも植菌してみましたが失敗に終わりました。再生畑②に隣接するミニ雑木林エリアで、再挑戦しようと思っています。野菜栽培だけでなく、キノコ栽培も面白いです。
長い付き合いのブログ友から貰った頭巾蘭(Taurantha属)の花が咲いています。
ろくに世話もしないのに年々増えています。
蕾を正面下側から撮ってみました。
後ろに写っている直径20cmくらいの鉢が5個あります。当初は単体植えにしていましたが、増えすぎたのでまとめて植えています。
この時期に咲く花は2種類あります。2月頃咲く種もありますが、来年咲くかは分かりません。この種は以前プテロスティリス属(Pterostylis)とされていましたが、現在はトウランサ属(Taurantha)に分類されているそうです。
この植物は花の形態だけでなく、その生態も面白いです。ウチョウランなどは親の塊茎の横に増えますが、深鉢に植えて置くと、鉢底近くか水抜き穴の外に塊茎の出来る事があります。栽培土の中を地下茎が伸びその先端に塊茎が出来るようです。無精者の栽培者は、一年中庫内の窓近くで育てていますので花茎が弱々しくなっています。夏は地上部が枯れ休眠するので、その時に植替えをしています。オーストラリアの人のWebページに「薄い液肥か有機肥料を与える」とあります。解説通りに育てたら、箱で栽培するほどに増えるかもしれません。
【パソコンの事】昨日、筆ぐるめで年賀状のレイアウト面の試験印刷をしたら、「印刷に失敗しました」というエラーメッセージが出て印刷できませんでした。Q&Aを検索して、いろいろ試しましたが解決に至りませんでした。悩んだ末、以前作成した別の挨拶状のレイアウトを印刷して見ると、問題なく印刷出来ました。もしかしたら、無料イラスト(PNG)の容量が大きいのかもしれないと判断して、photoshopでサイズダウンしてみましたがやはりだめでした。念のため、PNGをJPEGにしたらサイズがそれほど変わらないのに印刷出来ました。JPEGでも何とか綺麗に見えますので、そのまま印刷する事にしました。一般的にイラストはPNGの圧縮方式を使っていると思いますが、私の使っている筆まめで、どうして印刷できないのか分からないままです。
日曜日の晩から急に冷え込んで来ました。植物園用に育てているカンアオイ属は、葉柄がぐったりしています。野菜も凍てついているだろうと様子見に行って来ました。
ダイコンは立ち上がっていた葉が横に開いていました。
ハバネロはご覧の通り。残念ながら、果実が熟すまで持ちませんでした。
これは、食用に買って来たサツマイモの切れ端を植えたものです。何時まで持つか試しに植えて置きました。
そろそろ片付けようと思っていたクウシンサイです。隣に植えてあったツルムラサキも、同じように凍てついてぐったりしていました。
16日まで無事だったジャガイモも、全てこんな状態でした。半分は土を盛り、残りは収穫して来ました。植付や草取りだけでなく収穫も腰が痛い・・。最後に、野菜ではありませんが・・。
キダチチョウセンアサガオ(エンジェルトランペット)も、一気に葉が垂れていました。この場所に移植してから、一度だけ果実が熟し種子を採る事が出来ました。山間の地では、奇跡と言えます。
ダイコンやホウレンソウなどは、霜に当たっても枯れません。それなのに他の野菜が一気に枯れてしまうのはどうしてでしょう?霜に当たって枯れるのは、細胞内の水分が霜に当たる事により凍結して膨張し細胞壁を破壊してしまうためで、霜に当たっても枯れない植物は、細胞内に糖分やアミノ酸などを含んで凍結を防いでいるそうです。冬になるとその準備をすると共に、他にも細胞の中を凍らせない戦略があるそうです。
今日は寒い一日でした。富士山は雪化粧が厚くなったかもしれません。遅く撒いた野菜の苗の様子を撮ってみました。
条播したチンゲンサイです。本葉が出て来ました。
こちらは、点播したターサイです。ぺちゃんこの姿が珍しく、以前少しだけ栽培した事があります。美味しかったので、また挑戦する事にしました。
ホウレンソウも本葉が出て来ました。いずれの苗もまだ小さいので、霜柱で浮かび上がらないように網を被せました。
ニラの果実を積んだ場所では、細い針金のような苗が姿を現していました。果実殻を除けると種が零れて沢山発芽していましたので、軽く土で覆って来ました。発芽苗の成長を見守るのも楽しいものです。
野菜や山野草の種まきの経験はまだまだ浅いですが、結構奥深いものだと感じています。野菜種の袋には、播種時期が書かれています。それは、あくまでも目安で、播種床の状態によってもかなり違いが出て来ます。また種子寿命も種によって様々です。発芽適温(地温)によって播種時期を決めますが、発芽の条件はそれだけではありません。種子の乾燥が進むと発芽抑制がかかり適温でもなかなか発芽しないものもあります。また、微細な種子は、土に埋めてしまうと発芽し難い(好光性)ものもあります。そして、ベニバナヤマシャクヤクやササユリなどのように、播種の翌々年に地上部に姿を現すものもあり、種によって千差万別です。何れも、子孫を残すためにいろいろな工夫がされているようです。どんなシステムでそういう工夫がされるのかとても興味深いです。
12月中半になって、山間の地では霜の降りる場所も少し見受けられます。そろそろジャガイモ(秋ジャガイモ)の収穫をしなければなりません。
まだ葉の元気なものもあれば、萎れ始めたものもあります。葉の萎れ始めたものを、2~3株掘ってみました。
品種名は忘れましたが、こちらは以前から作っていた種です。
一部が黒っぽくなって腐り始めたのかと思ったら、初めて植えたデストロイヤー(グランドペチカ)でした。
ジャガイモは種芋(右端)の上につきます。夏に収穫した時出来ていた小さな芋に、新しい芋がついた様子です。
昨今では、Youtubeでいろいろな野菜の栽培法を紹介しています。教わる人もいない私にとっては、とても参考になります。でも、植物(野菜)栽培に完璧な答えはなく、自分の栽培環境に合わせて工夫して行く必要がある事を、少しずつ学んでいます。今迄は、野菜、園芸種の植物、山野の植物を区別して見ていましたが、栽培を通してその生態に目を向けるようになると、何れも同じ視点で見るようになりました。栽培は、学ぶ事が多く楽しいです。
昨日は、植物園の除草作業などをして来ました。スギ林の林床の除草と地均しは、人力でしか出来ないため結構大変な作業です。汗をかいた後に動かないでいると、寒くてたまりません。
ビオトープから見た富士山です。ビオトープの除草作業は間に合わず、来春に持ち越す事にしました。
環境の違う二つの場所に、石積みを造ってもらいました。こちらは最初の石積みです。もう地上部は枯れていますが、ある希少植物のタイプ標本の株分け品から種子を採取して得た苗を植えて、今年初花を見る事が出来ました。
シダ植物エリアのオオバノハチジョウシダです。大形のシダ植物でとても見応えがあります。シダも種によって植栽の難しいものがあります。先生のアドバイスなどをいただきながら、試行錯誤しています。
ウマノスズクサ科カンアオイ属のエリアです。当初は、落葉樹や稲わらなどを敷き詰めていましたが、大雨の時に流れてしまうので地肌を出した状態で栽培する事にしました。特に小型の種は、試験的に素焼き鉢を2/3ほどの深さに埋めてみました。
ちょっと見難いですが、雨水対策に溝を掘ってみました。雨水の被害を防ぐには、その都度調整していくしかありません。地植えなら手つかずで良いというわけにもいかず、それなりの難しさがあります。
富士山こどもの国「花の谷」は、建設時からご尽力されたN先生の教えを引き継いで管理されています。先生が旅立たれてから初めての作業に行って来ました。
暫くぶりに訪問すると、各所で作業された様子が伺えました。二人の先輩が作業してくださったようです。
こちらは、早期展示用に開花時期を調整したサワトラノオのプランターです。花後に枯れた地上部を刈取り、回収せずに置いてあります。
例年より水位を高くしてあるため、水中に沈んでいます。下界での水中栽培実験と同じく、栄養繁殖した冬葉でいっぱいになっていました。
こちらは、私がこの場所の手伝いを始めた頃植付けたサワトラノオです。この地で、三度目の冬を越そうとしています。本来は、こういう状態で生育していたのだろうと思っています。この植物は、それを裏付ける様な面白い生態を持っています。田園地帯の生育地に比べ、ずっと過酷な環境で頑張っています。来年は、極寒の冬に耐えて来たこの個体の実生苗を育ててみるつもりです。
こちらは、この地に後から生えてきたカキランの果実殻です。少し種子が残っていたので、周辺に撒いて来ました。この地に種子を飛散させた本家として、思い当たるところがあります。
花の谷では、ボランティアの手によって、地域由来の希少植物の管理(世話)や実生苗の植付などが行われています。作業日程や時間などは各人のご都合でかまいません。ご自身の体力に応じて気楽に作業していただければ結構です。興味のある方は下記宛てにメールくださるか、富士山こどもの国宛てにご連絡ください。管理人連絡用Mail:yamabudou@hotmail.com富士山こどもの国お問い合わせ先〒417-0803 静岡県富士市桑崎1015
TEL:0545-22-5555、FAX:0545-22-5551
Mail:info@kodomo.or.jp
昨日は、ある希少植物保護エリアの草刈りに行って来ました。その帰り道に見た景色です。
左側に富士山の裾、右側には愛鷹連峰が見えています。中央を走るのは東名高速道路、手前左側は富士川楽座です。
こうして見ると、富士市も広いなぁ~。
最上段の写真中央右に見える一番高い山が越前岳です。その山頂から垂直に下がった辺りをズームすると、焼却場の煙が見えています。行政窓口や識者そして施設関係者は、最新の設備なので臭いはしないと言いましたが、周辺の林道を走ると息苦しいような時もあります。私が知る焼却施設でその言葉通りだったのは、新しく出来た富士市新環境クリーンセンターだけです。