保全区のカンアオイ属

植物園保全区のカンアオイ属を少し掲載します。昨年秋に、先生のコレクションされたものを圃場から移植しました。

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地域産に比べて大きめの葉をつけます。九州方面の種のようですが、静岡県東部でも屋外で育ちます。

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キキョウカンアオイと教わりました。現在は、ツクシカンアオイに含まれています。

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カンアオイですが、埼玉県比企郡小川町産(北限)だそうです。葉表の毛が多く、明らかに地域産とは異なっています。

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ヒメカンアオイ系だと思います。匍匐茎で増え、直ぐに大株になります。既に株間が埋まってしまっています。

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カギガタアオイです。県東部の山野で出会うカギガタアオイに比べて葉も大きく、どれも大株になります。
一昨年の夏頃から、カンアオイ属に目を向けるようになりました。この植物を識別するには、葉、葉柄、花などの形態だけでなく、開花時期、産地など複数のポイントを総合して判断する必要があります。しかも地域変異があるため、悩む事の多い植物です。
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No title

丹沢山塊では最上段の模様のカンアオイ属が
そこかしこに目につきます。日曜日に林道を探索
ギンリョウソウ一面の林床を見つけました。
ベニタケなども繁殖していたので納得でした。
斑入りのテンナンショウも普通にありました。
ツチアケビ目当てに来たのですが芽出しは
未だ早やそうで発見できませんでした。今期は
発見出来たら種蒔き挑戦したいです。
タカツルランは未だ頑張っております。



No title

丹沢の種播き権兵衛様、今晩は。


最上段に似た下り藤模様は、たぶんカンアオイだと思います。
実は、もう少し上の多摩丘陵付近に生育するタマノカンアオイに出会いたいと思っているのですが、なかなか出会えません。
テンナンショウ属も識別が難しく、詳しい方に聞きながら少しずつ覚えています。

ツチアケビは、こちらでも心がけておきます。
タカツルラン、まだ無事なんて流石ですね。
今年は、キヨスミウツボの種子発芽に再挑戦してみようと思っています。
以前、アジサイの根元に撒きましたが、姿を現してくれませんでした。

最近は、畑と植物園が主で、山野を歩くのは神戸からの依頼がある時くらいです。
愛犬も、15歳を過ぎ寝てばかりになりました。
でも、朝夕の散歩は欠かしません。
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富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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