姿を現したササユリ
2021年秋、初めてササユリの種子を撒きました。ところが、翌春全然姿を見せず失敗に終わったと思っていました。
その後、ある論文をいただきました。その論文は、ササユリの自生地保全と園芸利用に関するものでした。「種子が地下発芽を経て地上に出芽するまでに17ヶ月もの期間を要し・・」とあります。しかも、開花に至るのは播種から6年の歳月がかかるそうです。
昨年末に実生床を確認すると・・。

「あっ、出芽している!」

球根が露出していました。


霜で持ち上がったのだろうか?挿木種蒔き用土を被せておきました。
これらは、播種から17ヶ月もかかってはおりません。地上への出芽が早かったのは、実生床の容器が保温性の高い発泡スチロールだったからかもしれません。
一昨年から、富士市域某所のササユリの保全に微力ながら関わらせてもらっています。昨秋にススキを刈取り、脇の林に除去して来ました。その時に採取した種子を別の実生床に撒いてあります。順調に発芽すれば、地上部に出芽するのは2024年の春になります。
それで得られた苗は、ウィルス確認をして生育地と近い場所に植え付ける予定です。掲載した苗の親株は、同じ富士市域でも場所が異なるため、混じらないように気を配っています。
論文には、他にも興味深い事がいろいろ書かれていました。ササユリは、思っていたよりずっと気難しい植物のようです。ちょうど良いタイミングで論文に出会えた事に感謝です。植物の保護は、人やその立場によって様々な考え方があります。ただ、理想論を唱えているだけでは保護できない現実を幾度か目にして来ました。また、実生栽培を経てその生態を知らなければ、実のある保護は難しいと思っています。
昨年撒いたササユリが無事開花に至れば・・。

こんな色の濃い花が咲くと思います。後、6年は元気でいなければ・・。
その後、ある論文をいただきました。その論文は、ササユリの自生地保全と園芸利用に関するものでした。「種子が地下発芽を経て地上に出芽するまでに17ヶ月もの期間を要し・・」とあります。しかも、開花に至るのは播種から6年の歳月がかかるそうです。
昨年末に実生床を確認すると・・。


「あっ、出芽している!」

球根が露出していました。


霜で持ち上がったのだろうか?挿木種蒔き用土を被せておきました。
これらは、播種から17ヶ月もかかってはおりません。地上への出芽が早かったのは、実生床の容器が保温性の高い発泡スチロールだったからかもしれません。
一昨年から、富士市域某所のササユリの保全に微力ながら関わらせてもらっています。昨秋にススキを刈取り、脇の林に除去して来ました。その時に採取した種子を別の実生床に撒いてあります。順調に発芽すれば、地上部に出芽するのは2024年の春になります。
それで得られた苗は、ウィルス確認をして生育地と近い場所に植え付ける予定です。掲載した苗の親株は、同じ富士市域でも場所が異なるため、混じらないように気を配っています。
論文には、他にも興味深い事がいろいろ書かれていました。ササユリは、思っていたよりずっと気難しい植物のようです。ちょうど良いタイミングで論文に出会えた事に感謝です。植物の保護は、人やその立場によって様々な考え方があります。ただ、理想論を唱えているだけでは保護できない現実を幾度か目にして来ました。また、実生栽培を経てその生態を知らなければ、実のある保護は難しいと思っています。
昨年撒いたササユリが無事開花に至れば・・。

こんな色の濃い花が咲くと思います。後、6年は元気でいなければ・・。
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