ジイソブとバアソブ(実生栽培)

ジイソブとバアソブの花が咲き始めました。地域に生育する種ではありますが、実生栽培品なので、こちらのブログに掲載します。

【ジイソブ】

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立派でしょ?これは二株の蔓を誘引してあります。数えきれないほどの蕾がついていました。

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並べるとジイソブとバアソブか?なんて思われるかもしれませんが、どちらもジイソブです。大きい方が通常サイズです。

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通常サイズの花。

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小さな花。沢山の花をつける株では、栄養不足でこのような小さな花を見る事があります。

キキョウ科ツルニンジン属ツルニンジン(Codonopsis lanceolata (Siebold et Zucc.) Trautv.)。別名をジイソブ。

【バアソブ】

ジイソブに比べて、山野で出会う事はずっと稀です。

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こちらは、植物園に植えた残りで、まだ鉢植えにしてあります。針葉樹のミニ盆栽の鉢でも発芽し、数個の花をつけていました。

キキョウ科ツルニンジン属バアソブ(Codonopsis ussuriensis (Rupr. et Maxim.) Hemsl.)。
図鑑に、ジイソブとバアソブの識別ポイントが幾つか書かれています。ジイソブより花は小さいですが、生育場所の環境による個体差もあり見慣れない内は分かり難いですね。私は裂片が浅い(短い)事でも見分けています。苗の時や春先に地上部が姿を現し始めた頃は、葉や蔓に毛が生えているので区別しやすいですが、成長するとあまり目立たなくなります。

果実が熟すと、種子でも見分ける事が出来ます。ジイソブはクリーム色で翼があり、バアソブは黒っぽくて翼がありません。種子の形状の違いが個体数を左右させる事になったのかもしれませんね。
ジイソブもバアソブも、発芽率は高く、沢山の苗を得る事が出来ます。ただ、実生床にそのまま置いたのでは多くが枯れてしまいますので、実生苗を無駄なく育てるには早期の移植が大切です。生育の良いものでは、秋に播種して翌年花を見る事が出来ます。

もう一つ注意しなければならないのは、この植物が虫に好まれる事です。必ずという訳でがありませんが、葉を殆ど食べられてしまう事もあります。成長期にマメに監視して駆除する必要があります。

再生畑②の野菜(8月下旬)

畑の除草作業は、いくら頑張っても追いつかないのが実情です。ある程度を超えると諦めの気持ちが勝って来ます。それでも少しずつ除草しないと、本当に手が付けられなくなってしまいます。

昨日も、半日だけ除草作業をやって来ました。指と腰が痛い・・。

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サトイモが食べきれず年々増えて来るので、草除けに空いた場所に植えてあります。この中、日よけになって涼しいです。

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補償期限切れのササゲの種を蒔いたところ、100%近く発芽してくれました。40cmくらいの長い果実が生り始めました。この花、早朝咲いて昼頃には閉じてしまいます。

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再生畑①から移植したニラも元気に育っています。今年は、収穫せず株を充実させる事にしました。右は中国野菜のクウシンサイです。葉と葉柄を茹でてゆずぽんで食べると、ねっとり感があって美味しいです。

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本日収穫した野菜の代表者に並んでもらいました。スイカはこれが最後です。小さいでしょ?小玉タイプなので・・。予想外に甘かったです。オクラは、毎日収穫のタイミングを計らないと固くて食べられなくなってしまいます。
まだ足が少し傷みますが、午前中に不法投棄監視パトロールに行って来ました。他人の山林に伐採枝などを捨てる輩が後を絶ちません。普通にゴミの日に出せる物を、わざわざ山中まで捨てに行く輩もいます。何を考えているのか理解出来ません。

電気柵外の植栽植物

雨が降ると、ミミズを求めてイノシシが畑を荒らしに来ます。電気柵に囲まれた野菜エリアには侵入されませんが、周辺には彼方此方に痕跡が残っています。

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草刈りをして間もないサンショウバラエリアです。刈り取った草の下に潜むミミズを探したようです。ついでに他も耕してくれないかな・・。

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電気柵入口に花壇を作りました。背後には、友人から頂いたコーヒー豆の麻袋を敷いてあります。丈夫で通路の草押さえに便利です。

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こちらは、雨水溝に植えた斑入りのツユクサです。雨水溝は、畑の水はけを良くするために作られています。先人の知恵です。

挿木エリアでは・・。

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ヤマアジサイの変種アマギアマチャです。僅か20cm程度の挿木から、こんなに大きくなりました。

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先生が挿木したものをいただいて来ました。アマギアマチャの斑入り葉個体です。アマギコガネの銘がついていました。

他には、グミ、ヤブウツギ、ニシキウツギ、サンショウバラなどを挿木してあります。挿木による増殖は簡単だという人もいますが、発根し難い種もあり、また上手く発根したとしてもその後の管理で、アッという間に枯れてしまうものもあります。植物栽培のスキルアップには、経験を積むことが一番だと思います。

菩提寺の草刈り

今日は、菩提寺の庭園の草刈りに行って来ました。運悪く(笑)天候に恵まれて、作業開始早々から汗だくでした。

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湧き水の流れる小滝は、猛暑の中涼を呼んでくれます。この水温なら、渓魚(イワナ、ヤマメ、アマゴなど)が生育できそうです。

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庭園エリアには、こんな植物が植えられていました。図鑑で見ると、ノシランのようです。

静岡県に生育する種のようですが、「伊豆と西部の沿岸地方から低地に分布するが少ない」とあります。県東部の我が家の周りでは、山野で出会った事がありませんので、植栽植物を対象としたこちらのブログに掲載する事にしました。
菩提寺は曹洞宗の古刹です。叔母から住職の事を「方丈さん」と呼ぶと教わりました。曹洞宗は禅宗の一派であり、住職の居室は一丈四方であるべきとされる事から「方丈」の呼称を用いる事が多いそうです。現在では、寺務所でも住職と呼んでいるようですが・・。

庭に咲く花(8月上旬)

庭には両親が残した植物がいろいろあります。今迄あまり興味を持って見て来ませんでしたが、毎年花を咲かせてくれると愛着が沸くものです。

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トレニアです。一年草と多年草があるそうですが、これは一年草だと思います。毎年数えきれないほどの花を咲かせてくれます。

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花色はいろいろあるようですが、我が家ではこの2種類が咲きます。

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こちらはシュウカイドウです。増えすぎるので抜きとっても、彼方此方に生えて来ます。剪定枝などと一緒に捨てられたのか、標高700mくらいの林縁でも見た事があります。

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リコリス属でしょうか?山野にキツネノカミソリが咲く頃、花茎が伸びて花を咲かせます。

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ノウゼンカズラは父親が好きな花でした。綺麗な花ですが、次々に落ちて来るので掃除が大変です。
ついでに、上の花たちより後輩になる甲斐犬「萌」です。

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今年の5月末で15歳になりました。最近、番犬は卒業(放棄)して寝てばかりです。散歩に出発する時はいつもハイテンションですが、少し歩くと私の後をついてくるようになりました。以前は、私が引きずられて散歩するような格好でしたが、このところ急激に体力が落ちて来たようです。飼い主はゆっくり歩けて助かりますが、全盛期の萌を思い出すと一抹の寂しさを感じます。

散歩道のカブトムシ

5年ほど前から、萌の散歩コース確保のために赤道のササ刈りをしています。付近にある雑木林の地主さんには、その事を告げ、林内への植物観察目的の立ち入りとセンサーカメラの設置願いなどを提出しました。

地域は、スギやヒノキの林ばかりで、雑木林が殆どありません。その上、昨年のカシノナガキクイムシの大量発生により、散歩コースのコナラなどもかなり枯れてしまいました。餌となる樹液の出る木が少なくなり、幼い頃は普通に見られたカブトムシやクワガタも稀な存在となりました。

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数日前に倒れたコナラです。昨年は根元にカエンタケが生えていました。高齢になった萌には飛び越すのは危険なので、ここまでの笹を刈り散歩コースの終端としました。通りがかった時に倒れなくて良かった・・。

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メスのカブトムシとカナブンです(8月1日撮影)。

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オスのカブトムシ二匹と、メスのカブトムシ一匹です(8月3日撮影)。
カブトムシの幼虫は、イノシシにも狙われます。再生畑の脇に積んだ草が掘られ、幼虫の食べられた痕跡を幾度か見ました。自然環境を昔に戻す事は出来ませんが、ずっと見て来た植物や虫たちが生き残れる環境を少しでも残してやりたいものです。地主さんにお願いして、貴重な雑木林の下草刈りもさせてもらうつもりです。

実生栽培の植物(7月下旬)

植物園植栽用に、地域由来の植物の実生栽培と挿木に挑戦しています。何れも、ちゃんと学んだ事は無く行き当たりばったりです。実生苗の様子を掲載します。

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7月17日に、クリンソウを蒔きました。

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なかなか発芽してくれず、この双葉がそうなのかまだ分かりません。同属のサワトラノオは、土壌湿度を保っておくと、早いものは4日で発芽し、7日くらいになれば双葉がびっしり姿を現します。

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昨年播種して、今年二番目にプランターへ移植したサクラソウです。一番目のものは、植物園に植え付けました。

※実生床からプランターへの移植は、幼苗の成長具合を見てずらしています。ピンセットで摘まむような幼苗の時期に移植しなければ、多くが淘汰されてしまうので、無駄なく育てるためには移植する必要があります。

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播種年の秋に移植したものは、半分ほど花が咲きました。その中の一株が狂い咲きをしていました。

ところで、こどもの国のサクラソウや昨年植物園に植え付けたサクラソウ(いずれも開花株)は、もう地上部が枯れています。昨年秋に発芽した幼苗は、枯れずに冬を越しました。そして、今春発芽したものもまだ枯れる気配がありません。こういうところが、実生栽培によって学ぶ植物の興味深いところです。

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こちらは、三段目のサクラソウと一緒に移植したイワシャジンです。細葉をつける茎が立ちあがるのは来年のようです。

ついでに・・。

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これはキンリョウヘンの苗です。無事結実・完熟した時に、塵のような種子を同属のシンビジュームの鉢に埋め込みました。そして得られた貴重な実生苗です。ラン科植物は、種子に発芽のための養分が殆ど無いため、共生菌の力を借りなければ発芽しません。しかもシンビジューム属は、発芽しても直ぐに地上部へ姿を現さないそうです。枯らさないように大切に育てるつもりですが、私が健在の内に開花に至るか分かりません。
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富士の種蒔き権兵衛

Author:富士の種蒔き権兵衛
植物を知るには、種を蒔いて育ててみるのが一番です。野菜から山野草まで、いろいろ挑戦しています。

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